プッチーニの『蝶々夫人』の秘話
以前、長崎のピアノ教室の先生のブログに
長崎のわらべ歌「でんでらりゅうば」のお話がありました。
数年前に仲里依紗さんのトヨタCMでも歌われていたような?
気になったので主人が長崎出身なので、聞いてみると
「市川さんの蝶々夫人のドラマで歌ってなかったかなぁ~」というので、
かなり前に観て録画していた『蝶々さん、最後の武士の娘』をもう一度観てみることにしました。
結局、出てきませんでしたから、YouTubeで聞くことができました(;^_^A
でも、感動したドラマを観なおす良いキッカケになりました。
それはプッチーニのオペラ、『マダム・バタフライ』のモデルを
脚本家の故・市川森一さんが歴史小説を書き それをご自分でドラマ化したものです。
もう最初から目がウルウルしてしまって(T_T)
蝶々さんが可哀相すぎる。後の展開がわかっているだけに、余計に涙が(ノ_・。)
二度目なのに、感動しました。
原作もよかったんです。↓
オペラの解釈とは違い、宮崎あおいさん演じる武士の娘の蝶々さん、
凛としていて健気で胸を打ちます。
ドラマのラストシーンで、 蝶々さんの遺児が亡き母を回想して
「恋の至極は忍ぶ恋と見立て候」と『葉隠』の一節を語ります。
もう感極まり、主人とふたりして涙が止まりませんでした(T_T)(T_T)
なぜ、『葉隠』かというと、主人によると
市川さんが蝶々さんの出身を『葉隠』の中で武士道の鏡とした
長崎市内にある深堀藩という佐賀鍋島藩の支藩だと特定したからだそうです。
なぜ、プッチーニがこの秘話を知ったのかも、
蝶々さんと長崎のミッション系学院(市川さんの出身校)との関わりも絡んで、
なかなか興味の尽きない話なのですが、長くなるのでまたの機会に。
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