おススメの『私の10冊』

お休みは、ピアノの練習か?読書です過ごすのも良いですね。

よく、新聞や週刊誌に有名作家さんや著名人が『私の10冊』と 本の紹介をしています。

で、不肖私の『私の10冊』は何だろう? と書き出してみました。

何を書いているの?と思われると思いますが、

暖かい気持ちで読んでもらえると嬉しいですσ(^_^;) 



1.「赤毛のアン」

少女のバイブル、「赤毛のアン」。

アンという少女に恋してた少女時代の私は、現実世界を忘れてアンシリーズは全部読みました。

私も空想の世界に入りこんでいたんです。

少女時代に読んだのは、もちろん村岡花子さんの翻訳ですが、

大人になってから読み直した松本侑子さんの翻訳もお薦めです。

アンが語る聖書やシェイクスピアの作品の翻訳が素敵です。


2.「ヴィヨンの妻」

数ある太宰の小説の中で、選ぶとしたら、これでしょう。

先日亡くなられたドナルドキーンが世界有数の短編に挙げているそうです。

椿屋のさっちゃんの 

「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」 

という台詞がジーンときます。


3.「歳月」

歴史小説の中で私の1番。 明治維新の激動期を初代司法卿として活躍した江藤新平のお話です。

今の司法制度があるのは彼の功績です。非業の死を惜しむ人物です。

もっと長く生きていたら、官僚の汚職はもちろん太平洋戦争はなかったかも。


4.「流れる星は生きている」

作者の夫は、『劔岳、点の記』、『武田信玄』の作者、新田次郎氏。

息子は数学者であり、 ベストセラー『国家の品格』の著者である藤原正彦氏。

病床で遺書替わりに書いたノンフィクションです。

戦争の悲惨さ、酷さを描いた小説はたくさん読みましたが、一番衝撃を受けたのはこの本です。

母親になってから読んだからかもしれませんが、読後、呆然としてしまいました。

壮絶の一言です。すべての母親に読んで欲しい一冊です。


5.「マツの木の王子」

児童文学です。作者はイギリスの女流作家、キャロル・ジェイムズ。

大人なら1~2時間程で読めるお話です。

マツの林の王子が、そこに芽生えた一本のシラカバの少女を好きになります。

読み手を堪らなく幸せな気持ちに誘う珠玉のファンタジーです。 


6.「秘密の花園」

この有名な児童文学「秘密の花園」を私は児童文学の中で一番の傑作だと思っています。

小学生の時に抄訳の「秘密の花園」を読みました。

その時は普通の感動でした。

性格の良くないメアリーが花園を復活させると

自身も周りの人たちも再生して幸せになるというそれだけのお話です。

ですが、大人になってもう一度この完訳版を読んだら、大感動しました。

何しろ描写が凄くいいのです。花園の復活の様子、少年と少女の心の動きの描き方。

話言葉が多いので読みやすい事も良かったです。

是非、子ども向けの抄訳ではなく完訳を読むことをお勧めします。


7.「春にして君を離れ」

ミステリーの女王、アガサクリスティの作品なのに、

殺人事件も起こらない、探偵も出てこない作品です。

 若い頃、推理小説も好きでよく読みました。ポワロもミス・マープルも楽しかった。

その延長で読んだこの作品。ロマンチック心理サスペンス?です。


8.「マイナス・ゼロ」

タイムトラベル物語では、絶対ナンバーワンだと思います。

読んだ時は一気読みしてしまいました。

40年以上も前の作品なのに、今読んでも感動します。

暖かく不思議な読み終わりでした。

後の日本のSF作家の方々に 一番影響を与えている作家なんだと思います。


9.「ふたり」

これも赤川次郎作品なのに、定番と違って軽くない、探偵もネコも出てこない。

大林監督の新尾道3部作にもなったお話ですね。

実は映画を観て感動したので、読みました。「観てから読む」です。

赤川次郎の作品はいくつも読んでいましたが、これは読んだことがなかったのです。

赤川次郎の代表作だと思います。読み終わりもスッキリ。映画と同じく感動しました。


10.「逝きし世の面影」

近代、19世紀に日本を訪れた異邦人の人々から見た

日本、日本人の事について書かれた文献を分厚い一冊にまとめた名著です。

明治以前の日本人が決して不幸ではなかったこと、

あらゆる身分においても誇らしい民族であったことが

来日外国人の目によって語られています。

この本を読み終えると先祖を誇りに思い、普段感じない自分のルーツを考えます。

温故知新、今こそすべての人に読んで欲しい本です。


以上、取り留めもなかったけど『私の10冊』です。お薦めです。

書けて楽しかったo(〃^▽^〃)o 

読んで下さりありがとうございました。

笑顔full しばはらピアノ教室(狭山市)

埼玉県狭山市入間川、市役所そばの小さなピアノ教室です。 ピアノレッスンで生徒さんが笑顔になる教室です。 よろしくお願いします。

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